南欧発の政治不安により全面安に
・ダウ平均 24,361ドル(-391)
・S&P500 2,689.8ポイント(-31.4)
・ナスダック 7,396.5ポイント(-37.2)
29日は3指数揃っての下落、ダウ平均は
400ドル近い下落となりました。
イタリアで大統領が与党連合の推薦した首相を拒否。
またスペインではラホイ首相への不信任決議が審議入りし
南欧発の政治不安が発生。
イタリア国債の利回りが急騰の結果
金融市場に混乱が生じ、米国市場も影響を
受けることになりました。
ダウ平均採用銘柄は上昇が2銘柄のみと全面安。
また下落率では
1位JPモルガンチェース(-4.27%)
2位ゴールドマンサックス(-3.40%)
3位アメリカンエキスプレス(-3.34%)
と金融市場の混乱を背景に金融株が下落を主導。
またジリジリと下落が続いたVIX指数も急騰し
一気にリスクオフへと市場は傾きました。
為替市場ではユーロが売られる一方
安全資産とされる円とスイスフランが買われる中
ドルも若干の上昇を見せユーロ/ドルは年初来安値を更新。
4月から続くドル買いの流れは依然継続しています。
南欧問題が好調の続いたアメリカ金融市場の流れを変えるのか
それとも単なる一時的な影響に留まるのか
当面市場のテーマに位置付けられるので状況をフォローしたいと思います。