決算への期待感から株式市場の上昇が続く
・ダウ平均 24,919ドル(+143)
・S&P500 2,793.8ポイント(+9.6)
・ナスダック 7,759.1ポイント(+2.9)
10日も昨日同様、3指数揃っての上昇。
ダウ平均は100ドル以上の上昇となりましたが
ナスダック指数の上昇幅は僅かとなりました。
株式市場は引き続き、今週後半からスタートする
企業決算への期待感を背景に買われる状況が継続中です。
期待感先行で、足元特にファンダメンタル
要因発生での上昇とはなっていません。
ダウ平均採用銘柄では下落銘柄が4銘柄のみであり
上昇幅というより、幅広い銘柄が買われた状況。
ただし早めの決算発表を控える金融株は
JPモルガン(-0.62%)、ゴールドマンサックス(-0.50%)
ともに下落しました。
米国は決算への期待感が高まっていますが
イギリスではEU離脱担当相や外相が辞任するなど
政治的混乱が生じています。
ただし現状、指数FTSE100は下落を見せておらず
イギリスの金融市場への影響は限定的。
とは言え、ただでさえ政権基盤の弱いメイ内閣で
EU離脱が不透明になりつつあり、今後のイギリスの
政治状況は注意が必要です。
決算期待で上昇の面が強いため
期待を裏切る時の下落は激しくなると予想されます。
今後の各企業の決算発表の状況を注視したいと思います。
2018年7月11日