良好な雇用指標の発表で利上げへの警戒感が増す
・ダウ平均 25,916ドル(-79)
・S&P500 2,871.6ポイント(-6.3)
・ナスダック 7,902.5ポイント(-20.1)
7日は3指数揃っての下落、ダウ平均が3営業日ぶりに下落の一方で
ナスダック指数が4営業日続けての下落となりました。
雇用統計の発表があり、結果としては平均時給の
上昇により、改めて米国の景気の良さが認識されることに。
しかしながら同時にFRBによる利上げ継続の可能性も
生じることになり、金利上昇への警戒感が台頭。
その結果、市場は売りの方向で雇用統計を
受け止める事になりました。
ダウ平均採用銘柄の下落率では
1位トラベラーズ(-1.87%)
2位インテル(-1.71%)
となり全体的に金融株及びハイテク株が売られました。
周辺市場では原油価格(WTI)が雇用統計発表後に
66ドル台半ばにまで売られましたが、その後に急騰。
67ドル台後半で取引を終え、今週続いた下落相場が
終了する可能性を見せました。
雇用統計の発表があり、特に原油価格(WTI)が反応しましたが
他の市場はそれ程反応は見せていません。
よって来週からの相場状況の変化の有無に注目が集まります。
株式市場はナスダック指数中心に調整が継続している中で
来週より新たな方向性が生じるのか、注目したいと思います。