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ビッグスリー救済法 廃案
今日は大きなニュースがたくさんありました。
帰ってきて、ニュースを読みあさっていたら時間が遅くなってしまいました。
まずは、なんといっても、このニュース…
ビッグスリーの救済法案が、アメリカ上院でまさかの廃案となりました。
昨日までは、大筋合意されたと伝えられていましたので
市場では、大きなネガティブサプライズとなりました。
報道も大変混乱していたようで、情報が交錯していました。
お昼くらいには修正協議が妥結したと報じられましたが、
数分後には、法案が廃案になった旨の発表がされるなど、市場は振り回されました。
市場の中では、合意できる見込みだったので、大きな落胆を示しています。
金融安定化法でも同じように、期待を抱かせた上での否決がありましたが、
今回も、その時と同じようなパターンです。
ビッグスリーが生き残るためには、残る策は不良資産救済プログラムによって
一時的な融資ができるかどうかが、最有力の候補として挙がっていますが、
ブッシュ政権の政治力が落ちている中で、厳しい見方も多いのが事実です。
こうなると、ビッグスリーの破産法適用も現実味を帯びてきました・・・。
本当に、破綻してしまったらどうなるのか…
想像を超えるような金融危機が起こるような気がしてなりません。
ちょっと、内容は過激ではありますが、Yahooのニュースに出ていた記事が
非常に興味深かったので、破綻した時の行く末を予想するひとつとして見てください。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081212-00000045-scn-bus_all
廃案を受けて、日経平均は急落しています。
一時は600円を超える下げを記録し、8000円近くまで一気に下げてきました。
同時に、円高が急ピッチで進み、一時は88円ちょうどくらいまで円高が進んでいます。
原油相場も、2ドルくらい急落。
世界経済全体が、廃案を受けて大きく潮目が変わりました。
アメリカの相場が、これから始まるところですが、
暴落することは必須で、週末にかけて政府が何かしらの支援を発表するかが
大きなポイントとなりそうです。
また、来週は色々なイベントが予定されていて、大きいところではFOMCがあります。
さらなる金利引き下げがあるのが予想されていますが、仮に0.75%の引き下げがあると
日本とアメリカの金利が逆転することになります。
こうなると、円高が一層進むことになりますので、輸出企業は大打撃を受けます。
FOMC次第ですが、日本の金利もゼロ金利にせざる得ない状況になるかもしれません。
公開ポジションですが、廃案を受けて大きく動きました。
自動車株は廃案に円高の二重苦で、トヨタも含め大きく下落しました。
スズキも11%超の下げと、大きく下げてしまいました。(T_T
今回のポジションも、法案成立の可能性が高いとの読みで
ポジションを維持することに決めたのですが、予想外の事態になり残念です。
かなりの部分はヘッジできたのですが、今日は大きくサヤが開きました。
サヤ取りは、比較的安心な投資法ではありますが、仮にGMが破綻するような事になると
どうなるか想像もつきません。
週末のアメリカ政策次第ですが、この状況だと白黒はっきりしないと
株式も手を出しにくい感じになってきました。
ポジションは、5%のロスを超えたので、週明けに切ろうと思っていますが、
週末に何が起こるか分からないので、状況を見て判断しようと思います。
ポジション
売り: 三井金属(5706)
買い: スズキ(7269)
現在の利益率: -5.71%
持ち越し日数: 9日目
2008年12月12日
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