イタリアに学ぶ日本の近未来

土曜日のセミナー参加された方、ありがとうございました。

2週連続でのセミナー開催でしたが
これで今年のセミナー企画は終了です。

来年は、さらにセミナーメニューも充実させていきたいです。

日曜日は、TOEICの試験を受けに行って
またまた英語も勉強しなければ・・・
と痛感した次第です。

投資もがんばりますが、英語も勉強しなくては。

■■　アメリカ市況の様子　■■

先週末のアメリカ市場ですが
毎月恒例の雇用統計の発表がありました。

雇用統計の内容は、非常に良い数字で
失業率が大きく低下する数字が発表されています。
ただ、数字にはカラクリがあるようで
就職する人を諦めた人が増えたので、数字が減ったという節があります。

雇用統計が好感されたものの
先週は比較的好調だったアメリカ市場の動きもあり
欧州債務問題の懸念が根強く残った動きとなりました。

ダウ平均の終値は、ほぼ変わらずの12,019ドルと
結果的には、たいして動きもなく終わっています。

今週は、EU首脳会合の枠組みが発表されますが
EU債の発行など踏み込んだ案が出てくるかどうか
欧州の動きに注目が集まります。

■■　日本市況の様子　■■

週明けの日本市場ですが
アメリカの雇用統計の数字が改善したことから
市場のムードとして良い傾向が続いています。

日経平均株価の終値は、52円高の8,695円と
一時は、8,700円台を回復しています。

また、週末の間に、イタリアが300億ユーロの
財政再建案を決めた事が好感されています。

だいぶ、相場は戻ってきていますが
この先も継続して上昇できるかどうかは
不透明な要素が大きいところです。

EU首脳陣で、素晴らしい案が出てくれば
一気に上昇に傾くかもしれませんが
材料を見極めるまでは、動きにくいですね。

いずれにしても、今週はどっちかに大きく動きそう
そんな予感がしています。

■■　今日のピックアップ　■■

今日のピックアップですが、イタリアの財政緊縮のニュースを
ピックアップとして取り上げたいと思います。

週末の4日に、イタリアは300億ユーロ(約3兆円)の
財政緊縮策を発表しています。

イタリアは、国債利回りが急上昇していましたが
この財政緊縮の発表を受けて、落ち着きを取り戻しています。

財政緊縮の内容ですが、日本の消費税にあたる付加価値税を2%引き上げ
さらに贅沢品に課税する、新しい税を導入することにしています。

また、不動産税を新たに導入することとし
増税路線を明確にして、税収を増やす事を明らかにしています。

痛みを伴うことはモンティ首相も強調していますが
今のイタリアの状況を見ると
避けられない状況と判断しているようです。

比較的、短期間でこれだけの事を決めてきた感じですが
イタリアの政府がしっかりとしているのでしょうか。
動きも、まあ早いような気がします。

イタリアの施策内容を見ていると

数年後の日本の姿を見ているようで
これから先、日本も増税路線が明確になると思いますが
日本の財政緊縮に向けての舵取りをしないといけないのでしょう。

欧州圏の決定を対岸の火事として見るのではなく
近未来の日本だと思って冷静に判断したいです。

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■■　公開サヤ取りペア　■■

では、今日のサヤ取り公開ペアです。

[11/18 寄り仕掛け]

保有銘柄買値現在値損益率
売 4503 アステラス 2,991 3,005 -0.47%
買 4543 テルモ 3,720 3,810 2.42%
利益率 1.95%

週明けの動きは、ちょっとサヤ拡大しています。

まだ、サヤトレンドとして好調をキープ。
揺り戻しを繰り返しながらではありますが
良い調子で行っているのではないかと思います。

動きがゆっくりなので、辛抱が必要そうですが。

[11/22 寄り仕掛け]

保有銘柄買値現在値損益率
売 7911 凸版 555 579 -4.32%
買 8309 三井住友トラ 232 248 6.90%
利益率 2.57%

安定ペアも、今日はちょっとお休みのようです。

別に心配する必要はないと思いますが
ここは、しばらく待ちの姿勢が必要でしょうね。

あせらずにいきましょう。