AIG政府援助決定
今日も激動の1日となりました。
昨日の夜までは、AIGが破産申請するというニュースが飛び交っていましたが
日本時間の午前中に、アメリカ政府がAIGを支援することが決定しました。
支援の規模は、約9兆円というとても巨額な金額になっています。
それから、FRBは市場金利の引き下げを見送りました。2%の金利を維持です。
これは、マーケットにとってはかなり意外でしたが、FRBの苦悩が伺えます。
次のタイミングでは利下げするのではないか?という観測が出ていますが、
今回のFRBの措置を見ると、かなり微妙な感じになりました。
リーマンは破産申請、AIGは政府支援という明暗を分ける結果になりましたが、
AIGの方が保険を持っている個人も非常に多く(日本も代理店がたくさんあります)
破産した時の影響の大きさを考えての措置でしょう。
今の流れからすると、影響の小さいところは政府支援しない、
経済全体への影響が大きいところは、政府支援を検討するというのが
今のFRBの考え方ではないかと思います。
とりあえず、AIGは救済されましたが、これで落ち着いたとは言えません。
市場は、次の信用不安先を探しています。
まだまだ、アメリカの経済環境を注視していく必要があるのは変わらないでしょう。
日本市場は、AIGの救済措置を受けて反発しました。
ただ、アメリカの動向がどうなるのか分からないため、戻りは限定的となっています。
原油相場も95ドル台、為替も105円近辺での動きになっています。
こうなると、金融・商社系だけではなく、商社や輸出企業など、幅広いセクターが
影響を受けることになります。
サヤドリラーの方も、全セクターに渡って要注意なタイミングです。
心配な方は、相場が落ち着くまでは、無理に手を出さない方がローリスクな投資が
できると思います。
昨日、予告しました通り、今日もポジションはなしです。
今週は、動きが大きすぎるので全体的に見送り、中間配当に向けての準備を
進めることにしたいと思います。
2008年9月17日 | コメント
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